2019年07月11日

財務省のほうから来ました

2019年07月09日 イタリア特派員は無知でも勤まるようだ
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/186253626.html

で書いた

坂本鉄男の極最近:7月9日の記事ですが、、分析してみましょうか。。
【外信コラム】イタリア便り ノンキな日本人
2019.7.9 10:1
https://www.sankei.com/column/news/190709/clm1907090007-n1.html
>

> 彼によると、イタリアの債務残高は国内総生産(GDP)比で約130%と欧州連合(EU)でギリシャに次いで高く、EUの一員だけにEU欧州委員会から絶えず警告を受けている。一方、日本には警告をしてくれる国際機関はなく、債務残高は膨れるばかり。GDP比では先進国の中で最も高い約240%という。

 えっと、今は連結決算する日本銀行が大量に買い入れてしまっているから、事実上ゼロ、ということはないとしても十分の一ぐらいですよ。それに、イタリアの都市コムーネは中世から国債を主要な収入源にしてましたが、この人、イタリア史を知らないのでしょうか??

> これは、日本国民1人当たり赤ん坊を含め850万円以上の借金になり、

これ、財務省主計局が、言ってるウソだよね。850万円以上の「資産」です。実際は、外国人所有分もあるから七百万ぐらいかな。

> EU諸国では消費税は20%前後が普通だが、この高税率でも国民はなんとか過ごしている。

JETROの記事:: イタリアの付加価値税
JETRO>
標準税率は22%で、主に生活必需品を対象として、10%と4%の軽減税率がある。
 軽減税率は、次の品目に対して適用される。
a.10%:家畜、食肉、ハム、建物、小麦粉、コメ、薬、肥料、観葉植物、果物、鮮魚、映画、卵、酢、砂糖など。
b.4%:紅茶、医療補助器具、生鮮野菜、牛乳、マーガリン、チーズ、バター、書籍、新聞、オリーブ油、パン、パスタなど。
JETRO>

日本も5%に軽減税率にしなきゃいけませんね。



日本は10%への消費増税をめぐり大議論が起きているが、将来に残しかねない莫大(ばくだい)な借金の減額のためなら我慢もやむをえまい。

財務省主計局の官僚そっくり。どうやら
「経済が専門のイタリア人の友人」というのは、東京の霞ヶ関から来た人のようですね。

坂本鉄男という人は、高名な「イタリア語 文法書」の著者で大先生なんだそうですが、いつのまに財務省の犬になったんでしょうかね。
posted by 山科玲児 at 09:56| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
実は私も2009年に坂本氏の記事について個人的見解を述べていました。
https://blog.goo.ne.jp/fontana24/e/6d6ae5834de93a15bc513344cbdb9c39
文法書のレベルと記事のレベルに非常に違和感が有ったのを覚えています。
丁度今朝の朝日新聞にイタリア経済の記事が大きめに出ていました。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14091702.html?_requesturl=articles%2FDA3S14091702.html&rm=150
こちらの記者さんは在伊2年余りで、イタリア語に格闘中とありましたが、さすがに本職。イタリアの経済状況が非常に分かりやすい記事でした。
Posted by fontana at 2019年07月11日 14:10
>fontanaさん
コメントありがとうございました。
 坂本氏の【イタリア便り】、全部がこのようなひどいものではなく、まあまあ普通な記事もあるようです。さして鋭い洞察を感じる記事はありませんが、一応トンデモではない。
 このようなひどい記事がでる理由として、2つ推測できます。
@ 20世紀末期ごろのジャーナリスト・進歩的文化人の浅薄な常識をもち続けている為。id est 不勉強。
A 日本のご友人から、こういう記事を書いてくれ、イタリアから書いてくれればまだ西洋崇拝癖のある日本人をだましやすいから、と頼まれた。

Posted by 山科玲児 at 2019年07月12日 05:38
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