2019年07月20日

布にテンペラで描く

 長崎は台風の風が強くなって傘が裏返ってしまい、近くに買い物にも行けない状態になってしまいました。そこで少し追加::

ロンドン・ナショナルギャラリーのウッチェルロのことに関連して、なぜ「油彩キャンバス」なのか、ということですが、テンペラ+布という組み合わせが、より古くからあるようだからです。

ロンドン・ナショナルギャラリーで実見して印象深かったのは、
Dirk Bouts | The Entombment | NG664 | National Gallery, London
亜麻布+テンペラです。
なんか褪せたようなさめたような感じがする絵でした。

やはり経年劣化しやすいのか、もともと消耗品あつかいだったのか、現在残っている絵は少ないのですが、16世紀はじめぐらいには多量にあったようです。スペイン王室のヒエロニムス・ボス作品目録(伝ボス作品、模倣品、コピーも多かったでしょうが)には、むしろこの形式のものが多い。そして面白いことに評価価格がかなり安いんですね。一桁ぐらいは違います。


ブリューゲルの新発見:プラド美術館の「聖マルティンのワイン」

もやはり、亜麻布+テンペラです。こちらも相当傷んでいます。森洋子先生の本のカラー写真図版は美化し過ぎです。



posted by 山科玲児 at 14:53| Comment(0) | 日記
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