2019年08月04日

江天暮雪【訂正あり】

江天暮雪  金閣寺.jpg

瀟湘八景のうち、あまり公開されない「江天暮雪」を観ました。

これは小軸といわれるシリーズの1点で、根津の「漁村夕照」、畠山の「煙寺晩鐘」、京博の「遠浦帰帆」などとは別の巻物の一部です。ただ、有名なものに較べて著しく遜色がありますね。未だに重文指定すらされていないのはしょうがないのではないかと思います。本日まで8月18日まで九州国立博物館 特別展で展示されていますが、推薦とは言いがたいものです。

上のイメージでは、まるで彩色画のようにみえますが、それは写真の間違い、カラー補正のあやまりで、実際は水墨画です。
しかし、なんというかなあ、模写本じゃないか?と思われるような平板なところがあります。
根津美術館:南宋絵画展 図録に掲載されている江戸時代の狩野晴川の模写本とは一致していますから、江戸時代には既に現状のとおりだったと推定できます。

posted by 山科玲児 at 06:57| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
お邪魔します。「江天暮雪」ですが

>本日まで九州国立博物館 特別展で展示されています

出品目録を見ますと「江天暮雪」は8月18日(日)まで展示されるようです。
8月4日までの展示は「洞庭秋月図」のようです。

最後の部屋にあった歴代足利将軍の彫像が写実的なところがあり見ていて飽きませんでした。
6日から能阿弥の「蓮図」(正木美術館)が展示されているようです。かつて見たような気がしますが、会期中にもう一回見に行きたいと思ってます。
Posted by epokhe at 2019年08月04日 14:52


>epokheさん 

コメントありがとうございました。
訂正いたしました。
Posted by 山科玲児 at 2019年08月04日 15:34
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