リニューアル閉館中のアントワープ王立美術館は所蔵品を、あちこちに貸していたんです。たぶんその絡みからだと思いますが、ハーグのマウリッツハイスが, アントワープでは18世紀のコピー・模倣作とみなしていた作品をヤン・ステーンの真作だと再評価しました。敗者復活、奇跡の大逆転ですね。しかし、オランダの美術館から指摘されるというのもね。
Mauritshuis rediscovers painting by Jan Steen
しかも、保存がよく、オリジナルのキャンバスが裏打ちされないでそっくり残っているんだそうです。こういうのは珍しい。 画題が、サムソンというのも、ほとんどが風俗画:居酒屋・結婚式などが多いヤン・ステーンの絵の中では珍しい。
東京上野の西洋美術館のヤン・ステーン(1626年 - 1679年1月1日)の絵(イメージ)も戸外の結婚式です。
「村の結婚」
http://collection.nmwa.go.jp/P.1976-0001.html
ヤン・ステーンの絵自体は七〇〇点ぐらい残っているようです。しかし、聖書逸話画は、他には二例ぐらいしかないようですね。本当に少ない。しかし、なにせ基準作ないと比較しようがないからね。
ヤン・ステーン エステル記 アハシェロスの激怒
http://barber.org.uk/jan-steen-16256-1679/
バーバー インスティチュート、バーミンガム
マルタとマリアの家のキリスト
https://artuk.org/discover/artworks/christ-in-the-house-of-martha-and-mary-86136
グラスゴー、pollock house