2019年10月11日

ノーベル物理学賞


  マスコミの解説や名前標記が稚拙なので、うんざりするんですが、そういうマスコミのなかでは、学芸部がわるくない朝日新聞の記事が比較的良いようです。

ノーベル物理学賞は欧米の3氏 太陽系の外に惑星を発見
https://www.asahi.com/articles/ASMB85H5DMB8ULBJ00Z.html

マスコミサイトでない
天文台のサイトでの解説を紹介します。
2019年ノーベル物理学賞を宇宙物理学の3氏が受賞
https://www.nao.ac.jp/news/topics/2019/20191008-nobel-prize.html


宇宙の構造と歴史についての新たな理解を与えた功績により、宇宙論を専門とする米国・プリンストン大学のJames Peebles(ジェームス・ピーブルス)氏が選ばれました。また、太陽系外の恒星を周回する惑星を最初に発見した功績により、スイス・ジュネーブ大学のMichel Mayor(ミシェル・マイヨール)氏とジュネーブ大学/英国・ケンブリッジ大学のDidier Queloz(ディディエ・ケロー)氏が選ばれました。

ケローはフランス語読みでしょうね。ケロッズとかいう表記もみたことがあります。

  マイヨールとケローの発見がいかに衝撃的なものであったか、知っている当方としては、天文学賞がないノーベル賞になんらかの口実で 受賞できないか?? と思っておりました。とにかく受賞よかったと思います。

系外惑星の発見は、天動説−>地動説の転換ほどではありませんが、ウェゲナーの大陸移動説ぐらいの衝撃はあったのではないかと思います。
その背後の事情は、
2015年09月18日  自然科学でも先入観はある
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/163836301.html

に書いておきました。

 このパラダイム転換が順調にいったのは、大金が動く利害関係者がほとんどいなかったからだろうと思います。
  CO2悪者説という迷信は利害関係者が多すぎるので追放するのはそうとう難しいでしょうね。

  もう一人の受賞者 ジェームス・ピーブルス博士については、長老・裏方の人という感じのかたですので、いまいち受賞インパクトがないようにおもいました。暗黒物質問題も、かんしゃく持ちの天才:フリッツ・ツビッキー(Fritz Zwicky 、1898年2月14日 – 1974年2月8日)が開拓したものですしね。

posted by 山科玲児 at 05:57| Comment(0) | 日記
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