アロイジウス・ベルトランの夜のガスパール一九二〇年版(イメージ)をちらちら読んでいたとき、この散文詩集の前おきというか前文で、詩人が悪魔と会うという話しが書いてある。その舞台がディジョンのアルキュビューズ植物園 jardin botanique de l'arquebuse de Dijonのベンチなのだ。
この公園は、ベルトランの話の印象では、町の中の小公園みたいだが、ディジョン駅近くとはいえ、結構広い植物園のようである。
ネット動画でみると
更に面白いのは、ここアルキュビューズ植物園で、フェンシングの試合をやるという無声映画があったことだ。
Duel au jardin botanique de l'arquebuse de Dijon - YouTube
19世紀の雰囲気が満ちていて、ベルトランの時代にも少しは近く、昔の決闘(ガロアなんか、あるいはモンテクリスト伯のイメージ)は、こういう感じだったんだろう、と想像したくなるものがある。