2019年10月18日

表題が既に嘘

原爆実験.jpg



成功していた日本の原爆実験―隠蔽された核開発史 単行本(ソフトカバー)  – 2019/8/1
ロバート・ウィルコックス (著),    矢野義昭 (翻訳)

という煽った表題の本がある。しかし、表題が既に嘘だと判断せざるをえない。実験成功の唯一の根拠が、捏造写真「上海南駅の赤ん坊」で有名なLIFE誌、捏造写真担当者ではないとはいえ、そのLIFE誌の記者の証言、しかも当人の見聞ではなく、他人からの伝聞証言のみが証拠というお粗末さ。

これだけの大冊(A5版 410P 殆ど活字ばかり)なのに全ては状況証拠と憶測しかない。翻訳のミスなのか核関係の科学用語もおかしいようだ。

なんのために書かれた書物なのだろう、と想像するに、

米国人の一部には、

フーバー回顧録>これはアメリカの歴史において、未曾有の残虐行為だった。アメリカ国民の良心を、永遠に責むものである」

こういう後ろめたさがある。

「日本も核実験やってて米軍に使うつもりだった」
となれば、
「正当防衛だ、おあいこだ、原爆投下は正しかった」
ということになる。

アメリカ国民の良心のキズを癒やすために出版されたものなんだろうと思う。

長崎、原爆中心地近郊にて記す。
posted by 山科玲児 at 09:14| Comment(0) | 日記
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