2020年01月12日

銅羅湾書店は台北で

銅鑼湾書店事件で中華人民共和国で監禁尋問された店主が、
今は、台湾に住んでいて、
MRT中山駅の近く、新光三越のむかいの雑居ビル10Fで再開業するそうだ。もとの銅鑼湾書店も銅羅湾地区の「そごう」のむかいだったそうである。

その店主に、元朝日新聞記者:野嶋 剛(のじま つよし、1968年5月 - )がインタビューした記事があった。
2020年1月8日
中国に拘束された香港の書店主、いま台湾へ
台湾総統選と香港人たち(上)
 https://wedge.ismedia.jp/articles/-/18337

やはり台湾に逃げ出して再起を図っている香港人は他にも多いんだな。ただ、香港人と台湾人はさほど仲が良いわけでもないので、香港人移住者が多くなると対立もでてくるかもしれない。そこに中共がつけこむという構図も考えられる。
しかし、当面は中共の浸透工作を押し返すのが第一だろう。
まあ、この林氏は、別のインタビューで、
中国大陸当局からの圧力を受けた場合、台湾に政治的保護を求める可能性はあるかと尋ねると、林栄基さんはすぐにその可能性を否定してこう言った。「台湾の民主体制と自由な社会は、多くの人々の流血によって得られたものだ。自分がその上に悠然とあぐらをかくわけにはいかない」。
と言っているから、わかってる人だが、そうでない香港人もいるからね。同じインタビューにでているもうひとりの人は、もと上海人だが、そういう危うさがある。

野嶋 剛 氏は、
私は事件が起きるまで、一度も足を踏み込んだことがなかったが、
と書いているが、政治記者としては不思議なスタンスである。多くのジャーナリストが訪れた銅鑼湾書店のはずだ。やはり朝日新聞からのシバリであろうか??


野嶋 剛 氏は、
『ふたつの故宮博物院』新潮選書 2011  では、かなり無知をさらけ出していたが、
『謎の名画・清明上河図 北京故宮の至宝、その真実』勉誠出版 2012  では、なかなか良い本を作っている。

『故宮物語 政治の縮図、文化の象徴を語る90話』勉誠出版 2016  では、インタビューのところは出色なところがあるが、本体はどうかなあ。。


posted by 山科玲児 at 09:30| Comment(0) | 日記
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