2013年09月24日 来禽館帖新拓かな?
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/76446740.html
で紹介した十七帖(イメージ)は、山東省の刑トウ記念館に原石があると推定していたんだが、どうも全部原石があるわけではないらしい。
当方がもっているものは、胡母帖が三行しかなく、そこで切れている。それ以後が全部ない。これは、原石はあるのだが拓本をとらずに冊にしていたんだろう。ケチだなあ、と推測していたんだが、どうも違うらしい。最近、この種の十七帖拓本冊をネットで覗いたところ、後半、特に最後の勅字の部分が、もとの来禽館本とは似ても似つかぬものになっていた。どうも、原石は胡母帖三行で終わりで、残りは最近補ったものらしい。あるいは痛みがひどくなっていたのだろうか。
そうなると、貧架のこの冊、意外に良心的なものかもしれない。