2020年03月08日

カリフォルニア:クルーズ船:グランド・プリンセス号



  コロナウイルス集団感染が危惧されているグランド・プリンセス号ですが、実はもっと深刻な裏の問題があり、それがカリフォルニア州知事が早急に「非常事態宣言」出した背景なんですね。
 それは、今の航海ではなく、その前の航海 2月11〜2月21日の航海で既に集団感染していて、しかもそのときの数千人の客が既に下船し、主にカリフォルニアに散らばってしまっているのではないか??という予想です。
  複数の現地英文メディアを読み比べると、今回、感染して3月4日に死亡した人は中部カリフォルニア、州都サクラメントの近く Placer Countyの71歳の人で、 2月11〜2月21日のサンフランシスコ〜メキシコのクルージングに参加し、カリフォルニアに戻った人なのです。同じ航海に参加したカリフォルニアSONOMAの人もやはり発病しております。このときは数千人の乗客がいて、その大部分が2月21日にサンフランシシコで下船しています。つまり、既に多数の感染者がカリフォルニアにばらまかれているのです。
  これでわかるのは、なぜか乗客でなく乗員船員スタッフに発病者が多い、 という現象の理由です。前の航海で感染してしまっているからです。現在の乗客はそれほど長くウィルス被爆していませんでしたから乗員に比べて発病者が少ない。

  CDCがまず乗客を降ろして、乗員は船内隔離しようとしたのは、このためだったのではないか??と推察しております。また、乗員にフィリッピン人が多いということから、米国籍でないなら無理をしてもいい、という考えが働いているのではないかと思います。

実は横浜のダイヤモンド・プリンセス号もフィリピン人がスタッフだったんですね。
  NHK>ダイヤモンド・プリンセス」には、乗客7人と乗員531人の合わせて538人のフィリピン人が乗船していました。

 この件:グローバル化の悪がかなり露呈しておりますね。。



posted by 山科玲児 at 08:29| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]