一昨日紹介した、、
2020年03月25日 ゲント祭壇画などファンアイク作品 拡大イメージ集
の
Closer to Van Eyck | Further Works by Jan van Eyck
http://closertovaneyck.kikirpa.be/verona/#home/sub=map&modality=vis
には、多くの貴重な資料があるので、今後もとりあげていきたい。
最も驚いたのは、トリノ=ミラノ時祷書の焼け残り断片のカラー写真があることである。
これらは1904年のトリノ図書館の火災で灰燼に帰したとばかり思っていた。その後、ミラノの貴族所蔵の別れた零本をトリノ図書館が購入したものが有名である(イメージは最も有名なページ)が、焼けた写本がなんで現存するのか??混乱しやすい。この現存の写本は数百年前に分割されて別のルートで伝わったもののようだ。この件については、
に書いておいた。
しかし、焼失した分の装飾写本はモノクロ写真でしか伝わっていない。ところが、この焼け残りの断片によって、モノクローム写真しか残っていない原本の色彩を多少なりとも想像できるのではないだろうか?
また、現存のトリノ所蔵:トリノ=ミラノ時祷書の代表的な絵のあるページの全貌をまとめてしかも拡大できる状態で鑑賞できるのは、まことに得がたい。wikimediaなどでも結構良い画像はあるのだが、これが全貌ですというものはない。なお全ページなら254ページだし、文字だけのページも多いようだから、そこまでやる必要はないだろう。ファクシミリ本は日本で発売されたときは150万円という法外な価格だったので、図書館での閲覧でさえ困難であろう。
また、現存のトリノ所蔵:トリノ=ミラノ時祷書の代表的な絵のあるページの全貌をまとめてしかも拡大できる状態で鑑賞できるのは、まことに得がたい。wikimediaなどでも結構良い画像はあるのだが、これが全貌ですというものはない。なお全ページなら254ページだし、文字だけのページも多いようだから、そこまでやる必要はないだろう。ファクシミリ本は日本で発売されたときは150万円という法外な価格だったので、図書館での閲覧でさえ困難であろう。