2020年05月09日

レムデジベル早期承認



  新型コロナ病への薬として、レムデジベルが早くも承認された。奇妙なことである。米国でセンセーショナルな最初の治癒例があったとはいえ、その後、日本で大規模治験があったわけではない。

 日本ではアビガン(ファビビラビル)がかなり治験という名目で使われ、かなりの治癒例が集積されていたわけだから、まずアビガンを、色々な条件付きでもいいから承認すべきではないか?一応 5月末にはアビガンも承認する予定だとはいうが、なぜレムデジビルを先にしたのかはわからない。

 レムデジビルが多数の患者にたいする治験で特効薬的なすばらしい効果をあげたという話は聞かない。また薬価も高いとおもう。一応ある程度効果があることは確かである。重症にもある程度効くようでアビガンが効きにくい重症患者にも適用可能なようだ。ただ、腎臓に対する副作用があることも、とうに知られている。もともとエボラ出血熱に対する薬として開発されたのだから、そのときかなり治験をやったはずであるから、副作用などはよくわかっている。

米国のトランプ大統領は「ヒドロキシクロロキン」を推していた。「ヒドロキシクロロキン+アジスロマイシン」で、かなり良い成果がでたことは事実である、とするとホワイトハウスまわりからの「アメリカの高い薬を買え」という圧力ではない。

 ひょっとしたら、レムデジベル製造のギリアド・サイエンス社の株でひともうけしようとする投資家・投資会社の圧力で、日本の厚生官僚や大物の議員が動いてごり押ししたのではなかろうか?
  別に、レムデジベルが日本で多量に売れてギリアド社が大儲けしなくても良い。あのなかなか承認しない慎重な日本で早くも承認、というニュースが世界に流布されるだけで、株価は上がるだろう。 こういう圧力をかけることができる投資家・ファンドといえば、最近 暗躍しているSBGとか、森ゆうこ法務大臣に友人と呼ばれたジャック・マーとかそういうあたりだろうか? もちろん、これは憶測・妄想で、本当は誰がやっているのかはわからない。

 バクテリアやウイルスの薬は、耐性菌ができやすかったり、病気のフェーズによっては全く効かなくなったりするので、色々な薬があるのは良いことだ。また、エイズを発症させないようにする薬も数種類の薬の組み合わせで効果をだしているはずで、1種類しか薬がないとそういうことも難しいだろう。
 そういう意味では、よく普及している駆虫薬イベルメクチンが効果ありという新ニュースをはじめ多種類の薬が承認されるのは良いことではある。けれど、今回のレムデジベルをまっさきに承認したのは、不自然すぎる。これこそマスコミが突撃取材すべき疑惑ではなかろうか?


 なにしろ、厚生省は、名古屋大学の日本人研究者が1970年代に開発した抗ガン剤 オキサリプラチンを、世界中で使用されてるにも関わらず長い間承認しなかったという輝かしい実績がある官庁ですからね。



 
posted by 山科玲児 at 06:22| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
これは表向きは純粋に制度上の問題かと思います。

医薬品法では、日本と同等の承認制度を持っていると政令で定められた国がすでに販売している薬については特例承認制度の対象になります。
レムでシビルは5月1日付でアメリカが承認したため法律上は特例ですぐにでも承認可能ということです。

アビガンについては日本より治験が先行している国はなく、日本独自の承認を待つしかないので時間がかかるわけですが、もし治験が完了していない5月中に承認となればむしろこちらの方が異例中の異例の事態です。

ただし政令で定められた国とはこれまで英国・カナダ・ドイツ・フランスのみだったのが、5月2日付で急遽米国が加えられました。そこらへんが怪しいといえば怪しいのですが。。
Posted by ei at 2020年05月09日 12:07

>eiさん
コメントありがとうございました
>
>、5月2日付で急遽米国が加えられました。そこらへんが怪しいといえば怪しいのですが。。
え、いつのまに、、ショック・ドクトリンじゃないですか?
Posted by 山科玲児 at 2020年05月09日 15:26
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: