金沢文庫というと、宋本 南華真経注疏(静嘉堂 所蔵)を思い出すんですが、
この本のページが書物学16の金沢文庫のとこにあって、おかしいなあ、、と思ってたら、金沢文庫に3葉ほど残っていたそうです。
もともと、静嘉堂のものも、1巻+7巻〜10巻という残巻ですからね。
実は、これと似たものを台北 國立故宮博物院 の宋本展示のときみて、保存良いものがあるものだ、と感心したことがありますが、今、國立故宮博物院 のサイトを検索しても出てこない、見開きの胡蝶装で、宋本の姿を留めたものだったのにな。。いったいあれなんだったんだろう。。
また、どうも普通に使っている荘子テキストは、たとえ宋本でも、この金沢文庫のものではなく、別の刊行本みたいです。台北 芸文印書館の2種類の刊本合冊影印は有名ですが、これではない。また、一般的なのは、明の世徳堂本でこれは完本がある。