2020年05月23日

宋本 南華真経注疏 

南華真経  静嘉.jpg


金沢文庫というと、宋本 南華真経注疏(静嘉堂  所蔵)を思い出すんですが、
この本のページが書物学16の金沢文庫のとこにあって、おかしいなあ、、と思ってたら、金沢文庫に3葉ほど残っていたそうです。
もともと、静嘉堂のものも、1巻+7巻〜10巻という残巻ですからね。

実は、これと似たものを台北 國立故宮博物院 の宋本展示のときみて、保存良いものがあるものだ、と感心したことがありますが、今、國立故宮博物院 のサイトを検索しても出てこない、見開きの胡蝶装で、宋本の姿を留めたものだったのにな。。いったいあれなんだったんだろう。。


また、どうも普通に使っている荘子テキストは、たとえ宋本でも、この金沢文庫のものではなく、別の刊行本みたいです。台北  芸文印書館の2種類の刊本合冊影印は有名ですが、これではない。また、一般的なのは、明の世徳堂本でこれは完本がある。

posted by 山科玲児 at 07:10| Comment(0) | 日記
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