プラド美術館の至宝の一つ。デューラーのアダムとイブ
https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/adam/25804757-ea25-4aba-903b-eaced6859754
https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/eve/930c0fdf-fcfc-47df-b216-e375f5719084
https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/eve/930c0fdf-fcfc-47df-b216-e375f5719084
は、
スウェーデン女王クリスチナからスペイン王フェリペ4世に贈られたものである。そのつながりで、超個性的な女性:スウェーデン女王クリスチーナに関心をもった。そして、彼女の伝記が日本語で書かれていた(上右イメージ)。
下村寅太郎: スウェーデン女王クリスチナ、1975
中公文庫にもなっていたようだが、今は絶版。
ただこれはかなり古典的な文体の史伝で哲学者でもあった著者の精神史という関心が強いので、欧州随一の美女でヤンデレの母:マリア・エレオノーラのエピソードはあまりでてこない。文体でいうと、確かに田中芳樹:銀河英雄伝説のそれに近いな。
このデューラーのアダムとイブ が贈られた1654年は、クリスチーナが、自発的に退位した年であることには、なんらかの意味があるかもしれないなあ。