ヴィヴァルディは声楽曲にいいものがあると思うけれど、一見、どれも似たようにみえる器楽曲も良いものがある。
手垢にまみれてしまった「四季」だって演奏次第では、悪くない。
チェロ・ソナタは、私が一番好きなヴィヴァルディ器楽曲である。
大島真寿美の小説「ピエタ」も良い作品だったが、作品3コンチェルト集(L'estro Armonico)が底を流れている。
ヴァイオリンの名手であったヴィヴァルディの即興演奏をそのまま記録したらしい作品に最近ふれた。ヴェネティアでヴィヴァルディに師事したドイツの名ヴァイオリニスト ピゼンデルの写本がドレスデンにあり、比較的最近再演されている。
この演奏はコンチェルトの第三楽章のみ。なんか凄いというか、、オペラ歌手の超絶技巧のコロラトゥーラを思わせるものである。
Vivaldi: Concerto in D Major RV 212 "St. Antonio," Alana Youssefian & Voices of Music 4K UHD - YouTube
48万回以上再生されているようだ。
なお、このRV 212には別ヴァージョンのRV 212aというのもあるそうで紛らわしい。。