2020年10月25日

竹林七賢

竹林七賢 Seven Sages Brick Nanjing (5).JPG

1961年に、南京の南京西善橋、南朝墓出土から、竹林七賢のレンガ鋳造線画がでた。有名になり、1981年には、その拓本の影印(上イメージ)もでた。今は南京博物院に移されているようだ。これは実は相当大きなサイズのものだった。約 88 x 240 cm 。 結構大きいと思った影印ですら縮小したものだった。ところが、この竹林七賢図、たいていは粗悪で小さな図版でしか紹介されていない。そこで、まあまあマシな影印から  wikimediaにずいぶん前に投稿しておいた。


原図は伝説の中の名画家:名前だけ残って作品消滅している  陸探微の作品ではないか?とさえいわれている。なんのかんの言っても一番古い画象であり、竹林七賢時代から150年ぐらいしか離れていないわけだから、一番信頼がおけるわけではある。現代日本で幕末の有名人を描くような感じだろうか。。

一方、orientationsの最近の記事は

Curator's Choice. The Eternal ‘Seven Sages of the Bamboo Grove’ by Willow Weilan Hai

米国のChina Instituteのトップ中国人が書いているようだが、これも、あまり感心しない図版を使っているのはいかがなものか、、阮籍の前の容器の中の鳥がはっきりしていることは良いが、それ以外は拓本というより描き起こしのような感じがして感心しなかった。

2018年に、文選の編集者:昭明太子と推量されている墓から、別の大きな竹林七賢のレンガ鋳造線画が発見されたそうである。
朝日新聞::こういう記事は朝日のほうが優秀
https://www.asahi.com/articles/ASL1Z5QPBL1ZPTFC019.html


posted by 山科玲児 at 09:29| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]