2020年11月06日

150年前からの米国民主党の腐敗


アメリカ大統領選の法外な不正選挙をみて、ア然となり、古い本を書架の奥からひっぱりだして、米国の歴史を読んでみた。

猿谷 要(さるや かなめ、1923 - 2011)、生活の世界歴史 9 新大陸に生きる 河出書房新社 1975、河出文庫 1992

である。これは新大陸といってもアメリカだけの歴史であるので、詳しい。1970年代の本らしく、米国の独善非道強欲不正残忍を容赦なく暴き立てているので、当方の米国への見方を一変させた良書である。

このなかで、注目したのは、あろうことか1860年代に,最高の見積もりで2億ドルを横領して、つかまり獄死した民主党政治家
上院議員:ウィリアム・M・トウィード William M. Tweed(1823-1878) が眼にとまった。

  2億ドル横領ですよ、それも1870年ごろの、、1,830年代に13歳のカーネギーが週給1ドル20セントで工場労働し、1900年ごろヘンリー・フォードが日給5ドルを出して破格の給料だといわれた、ことからしていかに馬鹿馬鹿しいほど桁違いの横領だとわかる。

  この本ではそれ以上書いていなかったが、ネット情報など検索して興味深いことがわかった。
 そもそも、ウィリアム・M・トウィードは何をやっていたのか、それはタマニー・ホールのボスであった。ではタマニー・ホールとは何か? 民主党の派閥であり、集金集票マシーンであった。

ウィキペデアの タマニー・ホールの記述 トウィードの話も少しのっている。

>タマニー・ホールの支持基盤は増加する一方の移民にあり、しばしば援助と引き換えに政治的支援を確保していた。

 移民に対して援助をするのと、引き替えに投票を確保する。
 まさに、現在の米国民主党のやりかたと同じであり、三つ子の魂100までとは、よく言ったものである。

  そして、腐敗体質も同じだろう。
posted by 山科玲児 at 07:07| Comment(0) | 日記
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