2020年12月18日

天使のヒエラルキー

 米国大統領巨大不正選挙の犯人のひとつ悪名高いドミニオン社(親会社は中国から資本注入四億ドル)の、このドミニオンってのは、天使の階級の名前である。「主天使」と日本では翻訳されているらしい。主権を司り、笏(Scepter セプター)をもつ。
  ただ、ドミニオンってのはラテン語翻訳で、もとのもとはギリシャ語のキリオテース(主権)の翻訳。 原典は、五世紀ごろのデオニシウス文書群のなかの「天上位階論」らしい。
 この「天上位階論」は、天使についての本だと、必ず原典としてでてくるものだが、なんと日本語訳がある。
   中世思想原典集成 3  後期ギリシア教父・ビザンティン思想の中に収録
       https://www.heibonsha.co.jp/book/b160106.html

偶然、近所の図書館にあったので、早速借りてきました。
  ううむ、用語が難しいなあ、訳者の解説を事前に読んで、新プラトン派の用語を覚えないと、最初第一章でつまづく。

  ちょっと跳ばして、主天使のところだけ読むと、権力の沼というような概念が既に出ているのに驚きである。主天使は、「なにものにも隷属しない  専制的な泥沼に従属することがない」。まさか、トランプ大統領の「ワシントンの沼を皆排水する」というモットーは天上位階論の遠い子孫かしら。。

posted by 山科玲児 at 08:27| Comment(0) | 日記
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