2021年03月22日

二つのティーポット

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香港雑誌オリエンテーションズ
   Orientations  Volume 52 – Number 1 January/February 2021
https://www.orientations.com.hk/backissue/volume-52-number-1/
の敏求精舎の記事を読んで、あれ、そうだったのか、と思ったのは、

香港の茶具文物館 Flagstaff Museum にあるティーポットと、ロンドンのデヴィッド・ファウンデーション所蔵(大英博物館寄託)のティーポットが同じものであり、1対の製品だということです。デヴィッドのものは、おそらく西太后が銀行に担保としていれたものが流れてしまったものの一つでしょう。清朝の琺瑯彩を台北なんかでみるとこういう1対の茶器なんかが多いので、この2つも同じ箱に入っていたものではないかと思います。
Museum number PDF,A.798
https://www.britishmuseum.org/collection/object/A_PDF-A-798

 香港の雑誌であるOrientations が数あるデヴィド・ファウンデーションの中国陶磁のなかで、特にこれを表紙にしたのは、そういう意図があったのか。。といまさらながら気がつきました。
posted by 山科玲児 at 05:27| Comment(0) | 日記
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