最近の中華人民共和国 報道官や外交官のヤクザまがいの恫喝・嘘・脅迫を聞くにつけて、魯迅の101年前の文章を思い出さざるをえない。
>暴君の治下の臣民は、おおむね暴君よりもさらに暴である。暴君の暴政は、しばしば暴君治下の臣民の欲望を満たすことはできない。
魯迅 随感録65 雑誌「新青年」に1919年に掲載、ref
魯迅のこの文章は、まず
>以前清朝の重大犯罪事件の記録をいくつか見たことがあある。その記録によると、「臣下」が極刑の宣告をくだし、それを「聖上」が減刑しているのが通例である
と、始まる。
魯迅日記を丹念に読んで魯迅の北京での生活を通して当時の北京を活写した「魯迅与北京風土」を読んでも解るのだが、魯迅は半分以上は、清朝の文人知識人である。そしてとんでもないリアリストなので、中国文化の底そのものをえぐりだすようような優れた文章が多い。
>暴君の治下の臣民は、おおむね暴君よりもさらに暴である。暴君の暴政は、しばしば暴君治下の臣民の欲望を満たすことはできない。
魯迅 随感録65 雑誌「新青年」に1919年に掲載、ref
魯迅のこの文章は、まず
>以前清朝の重大犯罪事件の記録をいくつか見たことがあある。その記録によると、「臣下」が極刑の宣告をくだし、それを「聖上」が減刑しているのが通例である
と、始まる。
魯迅日記を丹念に読んで魯迅の北京での生活を通して当時の北京を活写した「魯迅与北京風土」を読んでも解るのだが、魯迅は半分以上は、清朝の文人知識人である。そしてとんでもないリアリストなので、中国文化の底そのものをえぐりだすようような優れた文章が多い。
ref 魯迅評論集、竹内好 編集翻訳、岩波文庫