
大東文化大学の拓本アルカイーブスに、
https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000721f
嵩山三ケツ銘 拓本冊(宇野雪村旧蔵)というのがある。ダイレクト リンクができないので、この検索画面からたどってほしい。左下の「全部」をクリックするとすぐみつかる。
これは、結構おもしろい。
まず、太室闕の額がかなり明瞭に読める。近拓 書跡名品叢刊の影印でも茫漠としてとらえがたいものだ。宋拓本というふれこみの、台湾の「大観」にのった古拓本カラー図版(イメージは縮小したもの)と同じくらい明瞭だ。
大きいイメージは、嵩山太室石闕銘 「大観」掲載
https://reijibook.exblog.jp/29577591/
また、太室の銘文も読みやすい。そういう傾向は他の部分にもいえる。ただ、これは、補墨によって、字画をより明瞭にしたもので、本来の石肌とは違うかもしれない、ただ前半の小字の部分は忠実な拓本だと読解も臨書も困難であるから、そういう意味ではよいものかもしれない。