2021年07月09日

フレスコ画への招待

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フレスコ画への招待 カラー版 (岩波アクティブ新書) 単行本(ソフトカバー) – 2003/8/7
大野 彩
https://www.iwanami.co.jp/book/b268959.html

 著者がフレスコ画を制作している画家ですので、技法の記述が実践的かつ細かいので、とてもありがたい本です。特に、イタリアルネサンスのフレスコ画だけではなく、古代や、東洋の壁画についても技法的な記述があるのがよいと思います。


 著者:大野 彩氏の見解:
・古代クレタの壁画は、フレスコ・ブオノ、古代ローマ ポンペイの壁画はフレスコ・ブオノの典型
 ・レオナルドの最後の晩餐は、修理によって、卵と油を使ったテンペラ だとわかった、とのこと。
 ・敦煌は、テンペラ
 ・法隆寺壁画は、セッコ
 ・高松塚壁画もセッコらしい?
***
  ただ、敦煌壁画の黒い線については、変色であるという点を強調して欲しかったな。当方は、たぶん鉛丹の変色だと思っています。これはゲッテンスも同意見です(REFの RED LEAD 鉛丹の項目記述)。

Ref. ラザフォード・J. ゲッテンス, ジョージ・L. スタウト,  絵画材料事典 ,  翻訳 森田恒之,  美術出版社, 1999
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posted by 山科玲児 at 09:07| Comment(0) | 日記
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