2021年07月22日

ルーマニアのフレスコで使うチーズ



フレスコ画への招待ss.jpg

フレスコ画への招待
https://www.iwanami.co.jp/book/b268959.html

で紹介されたルーマニアのフレスコで使うチーズ: カゼイナート・ディ・カルチェは、どうもイタリア語のようで、ルーマニア語ではないようだ。おそらく著者がイタリア語で会話したため、ルーマニアの担当者がイタリア語で書いてくれたのではなかろうか。
装飾用塗料グラセッロ・ディ・カルチェGRASSELLO DI CALCEというイタリア語という例からも塗装材料という意味合いがあるようだ。



posted by 山科玲児 at 10:28| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
この部分を掲載していただきありがとうございます。私も本を引っ張り出して再読して分かったことがあります。カゼイナート・ディ・カルチェはチーズの名前ではありません。(だからイタリアで探してもみつからないわけです)「石灰のカゼイン」のことで(GRASSELLO DI CALCEは石灰の脂)"牛乳の中にあるカゼイン性タンパク質を抽出したものです。アンモニアで溶解させると、白濁したメディウムとなります。
ちなみに、その昔は粉状のカゼインは流通してなかったので、チーズを潰してメディウムにしておりました。そこから、カゼインは「チーズ膠」とも呼ばれます。"引用:https://pigment.tokyo/ja/article/detail?id=40
この件、連休中に拙ブログで掘り下げたいと思います。
Posted by fontana at 2021年07月23日 10:20
>fontanaさん
>
コメントありがとうございました。

ゲッテンスの
8−9pにcaseinとcasein temperaの記述があります。
古代から使われた技法のようです。現在あまり使われないのが不思議ですが、発色とか悪臭とか、光沢とか色々問題があったのでしょうか。。この点はよく解りません。

ゲッテンス本は、現在、高価な本になっていますので、該当Pだけアップしました

http://reijiyamashina.sakura.ne.jp/casein1.JPG
http://reijiyamashina.sakura.ne.jp/casein2.JPG
ref. ラザフォード・J. ゲッテンス, ジョージ・L. スタウト, 絵画材料事典 , 翻訳 森田恒之, 美術出版社, 1999
Posted by 山科玲児 at 2021年07月23日 16:09
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