Couprinのルソン・ド・テネーブルのネルソン・カークビーCDを入手したけど、サンドリーヌ・ピオとヴェロニク・ジャンスCDのほうが良かった。
Couperin: Trois Leçons de Ténèbres - Première Leçon à une voix - Incipit Lamentatio... - YouTube
「他のどんな声部で歌ってもいい」とクープラン自身が出版譜に書いているので、
カウンターテナーが歌うことが多かったが、21世紀では、女声のものが多くなってよい。
もともと上記のロンシャン修道院(イメージ)での女声の演奏むけのものなのだからだ。
これは聖水曜日のものだけだが、クープランは他に2セット作曲したらしいが行方不明になっている。なんかの拍子に発見されないかなあ、、と思っている。
クープランの他の宗教曲は、ヴェルサイユにある2冊の写本に残っているらしい。ロンシャン修道院がフランス革命で破壊されたとき、失われたのかもしれない。
この曲は、ランベール、ドラランド、シャルパンティエなど先人が似たようなものを作っていっるので、ピエール・シトロンが評するように「伝統の内部での刷新」というのが一番あたっている。
当方の感じでは、ランベールの作品は装飾的に過ぎる、ドラランドは良いけど少し及ばない。シャルパンティエとクープランは伯仲している。
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