2021年10月23日

クリヴェッリの技法


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十五世紀ヴァエネチア生まれのルネサンス画家:カルロ・クリベッリ( 1430年頃? - 1495年)の絵画技法について、興味深い論文があった。

クリベッリの作品には、絵画表面から物理的に盛り上がった部分があることが多く、聖ペテロがもってる鍵が木製の立体物だったりする(ブレラ  右イメージ)ことがある。写真では、実際に盛り上がっているのか、盛り上がっているように描いているだけなのか判別しにくいが、実物では、かなり多数箇所にこの技法が使われている。一見こどもっぽい古拙な感じがある場合もあるが、だいたいは成功している。
これは、家具の盛り上げ装飾に使う材料を使ったものであることを実際にやってみて証明した興味深い論文があった。


アムステルダム国立美術館の『マグダラのマリア』(左イメージはその一部)
https://www.rijksmuseum.nl/en/collection/SK-A-3989

大学美術教育学会 「美術教育学研究」 第 50号2018年 113
1大学美術教育学会「美術教育学研究」第50号(2018):113–120
カルロ・クリヴェッリのテンペラ画における石膏地盛り上げ技法I
https://www.jstage.jst.go.jp/article/uaesj/50/1/50_113/_pdf/-char/ja


カルロ・クリヴェッリのテンペラ画における石膏地盛り上げ技法II
―アムステルダム国立美術館の『マグダラのマリア』のアトリビュートから―
大村 雅章, 江藤 望
https://www.jstage.jst.go.jp/article/uaesj/51/1/51_97/_pdf/-char/ja
posted by 山科玲児 at 08:53| Comment(0) | 日記
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