イメージはアピキーウスの料理書 和訳
料理人:カレームは、料理は建築の一種だと書いたそうであるREF.
そして、様々な観る料理、を図示している。
一方、古代ローマの宴会ではねっころがって手で食べたので、食べやすく細かくした料理が多かったようである。ボーン・ステーキのような大きなものはなかったのではなかろうか。
また、カレームが図示したり、日本の中世の宴会にあるような誇大な盛り上げをする観る料理もあったのかどうか?
ただ、アピキウスの伝記に大きなエビをもとめて北アフリカまでいくという話がある。
細かく料理してしまえばエビの大きさはわからなくなってしまうわけで、やっぱり見せる料理というものもあったのかもしれない。
トリマルキオの供宴でもそれらしい料理がないわけでもない。どうも最初大皿に盛った大きな料理をみせて、それをひっこめて、細かく切って分けたものをまた出したようだ。
観光ガイドのスタンスのかたがイタリアのポンペイ遺跡近くにある古代ローマ料理のレストランの紹介やってました。
ここでは、インテリアだけでなく、衣装貸し出しまでしてるようですね。
さすがに、ねっころがって手で食べるとこまではやらせない。
でてくる料理の写真 動画をみると、やはり切り分けないと食べられないようなもの、形 プレゼンを考えた、
刺身の盛り合わせとかTボーンステーキとか、魚の中華風蒸しとかいうようなものはないようです。
REF, ジャン=フランソワ=ルヴェル、美食の文化史、筑摩書房、1989