2021年12月02日

廃材になってた祭壇画



NGの修復動画で、15世紀後半の3m以上もある巨大なイタリアの板絵を修復する動画があった。
https://www.youtube.com/watch?v=Yj7VtPAPrg8

表題がややわかりにくく、動画もいきなり作業現場になり、イントロなしなので、NGのおおもとの英文解説を読んでみると、19世紀にシエナの東南東12キロぐらいのAscianoのアゴスティーノ教会の廃材置き場にあったものだそうである。150kgという重さだそうです。
https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/matteo-di-giovanni-the-assumption-of-the-virgin

 このアゴスティーノ教会というのが ローマ近郊のカラヴァッジョの名画がある教会と同名で紛らわしい。
 画家は、Matteo di Giovanni(active 1452; died 1495)

抜群の名画かというと躊躇するが、最近、500億円とかなんとかいう怪しいレオナルド画やボッテチェリ画より遙かに優れている。

画家がマイナーなだけで、かくも軽視されるという馬鹿げた状況には唖然とする。
posted by 山科玲児 at 08:48| Comment(0) | 日記
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