2021年12月05日

昔の韓国のイメージ



  昔の韓国のイメージは、李承晩ラインで、漁船を捕まえる乱暴な怖い国、国にいられない密航者がつぎつぎに日本の海岸に漂着する暗黒の軍事独裁国であった。このようなイメージをおぼえている人々がどれだけいるだろうか?
 イメージとしては、ソヴィエト・ロシア(ソ連)とたいして変わりはなかったと思う。
 日本にとっては、敵国だったのだ。実際、サンフランシスコ講話条約のときも無茶な要求をしたあげく参加を拒否され、朝鮮戦争の停戦条約でも戦争継続を主張して参加していないという問題児だった。この韓国を、日米韓の資本主義国の安全保証連携体制に組み入れるため、米国が日本政府を脅してつくらせたのが日韓基本条約(1965年)だったのだろうと、思っている。
  トランプ政権で、この体制が再検討され、米国のジャパンハンドラーが日本を脅す必要がなくなったから、現在、事態が変わったのだ。

 大学で、統一協会のオルグにひっかかりそうになって、これを調べて韓国至上主義のカルトであることがわかり、韓国の印象はさらに悪くなった。
  その当時は、韓国旅行といえば、中高年の下品な男性の「売買春旅行」というのが固定観念で、学術交流や文物鑑賞にいこうという人もそういう色メガネでみられたものである。まあそれは台湾もそうだった。女性が一人で韓国旅行などは絶無という時代だったのである。

  こういうことを書くのはなぜか?というと、韓国が日本と最初から友好国であったかのような先入観をもっている人が少なくないからである。

   朝鮮の民族主義者、テロリスト、韓国の政治家: 金九曰く「今日は飲みたかった倭奴(日本人の蔑称)の血を満足するまで飲んだので、飯が胃袋に入らない」と呟き、涼しい顔をした。

 韓国を普通の国として描いた本は作家:関川夏夫の「ソウルの練習問題」が嚆矢だったんじゃなかったか?と思っている。

REF 関川夏夫、『ソウルの練習問題 異文化への透視ノート』、情報センター出版局、 1984
posted by 山科玲児 at 07:26| Comment(0) | 日記
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