2021年12月27日

アッシジのソナタ 続

assisi corelli gatti.jpg

コレッリ若年の作とされ、そうではなく他人の作だという説もあるアッシジのソナタ
は、
2021年05月06日 アッシジのソナタ
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/188644681.html

で書いたが、
ガッティのCD(イメージ)を入手して聴いた。
ちょっと薄味の感じがする。

若年:16,7歳ごろの作品だと推定されているものである。現在、後年に磨き上げられて出版されたトリオソナタ曲集を聴きながら書いているが、こちらのほうが味が濃いというか重層的な味わいがある。
一方、アッシジのソナタのほうは、単層というか、シンプルというか、そういう感じを否定できない。
 この辺が若書きとされる所以なのかもしれない。
 なお、アッシジのソナタの写本にはコレッリという名が書いてあり、少なくとも写本作成当時コレッリ作とみなされていたことは確かなのだと思う。勿論、それが正しいかどうかは別問題ではある。
 ここアッシジ修道院には、コレッリの約半世紀後、18世紀最大のヴァイオリニスト・ヴィルティオーゾであったタルティーニが隠れ住んだことがある。そしてタルティーニはコレッリを尊敬していた。この写本とタルティーニは関係があるのだろうか??


posted by 山科玲児 at 09:17| Comment(0) | 日記
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