
好太王碑の拓本で、一番 優れているといわれる水谷本の、まずまずのイメージを全てWikimediaに投稿しました。上イメージはその一部。。おそらく、1890年ごろの、北京の金石家が派遣した拓工の制作品じゃないでしょうか?
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Gwanggaeto_stele_Mizutani_Rubbing01.jpg
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Gwanggaeto_stele_Mizutani_Rubbing02.jpg
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Gwanggaeto_stele_Mizutani_Rubbing03.jpg
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https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Gwanggaeto_stele_Mizutani_Rubbing08.jpg
こういう碑文の議論を、オリジナル・イメージなしで、二次的三次的な写しや活字おこしで参照してるんじゃどうしようもない。水谷本は、ぼやっとしているのが欠点なんですが、オリジナルの文字に一番近いものには違いない。
手間はかかりましたがしょうがない。好太王碑は、かしましく議論がある割りには原資料を出す人があまり出てこない。ウィキでも、そのうち出るだろうと思っていましたが、何年経っても出てこない。水谷本所蔵の国立歴史博物館も詳細イメージを出してません。
しょうがないので、東京国立博物館で1996年、25年ほど前に水谷本が公開されたときの縮印本をもとにしてイメージを造りました。
もうね、大学研究者や公務員やってる連中は、ちゃんと仕事しろ。民間個人のボランティアにやらせるなよな。なんで当方が、こんなことやらなきゃいけないんだろう。
なお、お茶の水女子大学では詳細イメージをだしてますが、惜しいかな拓本自体が石灰加工後のかなり恣意的なものです。墨も非常に濃い。しかし、文字はこちらのほうが読みやすいかもしれませんね。概要をつかむにはいいと思います。
また、韓国ソウルの国立博物館でも詳細イメージを出してます。やや淡い拓本ですが、これもまた拓本が1文字1文字をハッキリさせるためにかなり加工されているもののようです。しかしながら、概要をつかむにはいいと思います。