2022年01月10日

アナト

芝崎みゆきさんの、古代ギリシャ神話相関図
https://twitter.com/heppocoshine/status/1480179938729000974

をみていたら、「アルテミス」があったので、その前身である
古代カナーンのウガリットの強烈な女神、アナトについて思い出した。検索したら、ニコニコ大百科に意外と詳細な、しかもだいたい正しい解説があったのに驚いた。細かい異同は、古代にも色々な異伝はあっただろうし、まあ許容出来る範囲かな。


Th.H.ガスター の世界最古の物語―バビロニア・ハッティ・カナアン (現代教養文庫)で読んだとき、そうとう凄いと思ったものだが、筑摩の古代オリエント集を繙くと、粘土板からの原文があり、それもやっぱりだった。

>すると処女アナトは答えた。雄牛なる(父で主神エル)は応じるでしょう。
>わたしはかれを羊のように踏み倒し、かれの白いあごひげを血潮とともに(原文脱落)からです。
>かれが、神々のもつ家のような家をバアールにも与えてくれないならば。


>彼女は人の首を背中に(原文脱落)手首を束ねて一緒にした。
>アナトの腹は笑いでふくれ、心は喜びであふれた。それは、勝利がアナトの手にあったから。
>彼女が兵士たちの血の中を膝までも、戦士たちの血潮の中を頸まで浸したから

えっと、、これは原文です。1部分の抜き書きですが、、

ref   筑摩世界文学大系1 古代オリエント集、1978
posted by 山科玲児 at 16:37| Comment(0) | 日記
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