ラルジエール 手の習作、ルーブル
ミュケイナイの宮女 アテナイの国立博物館
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:La_Dame_de_Myc%C3%A8nes,_fresco.jpg
両右手のところが、どうもね。。エジプトの影響かもしれませんが、、
1970年に、GregoryMylonasが数十個の小断片を継ぎ併せて復元したものです。
ジョバンニーノ・デ・グラッシ アルファベット ベルガモ 市立図書館
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Giovannino_de%27_grassi,_Gothic_letters_from_a_model_book,_Biblioteca_Civica,_Bergamo.jpg
Height: 26 cm (10.2 in); Width: 18.5 cm (7.2 in)
変というほどでもないかもしれませんが、アルチンボルドの先駆
ブラッセル・イニシアルのマスター 受胎告知 British Library所蔵の時祷書の中
master of the brussels initials(Bologmese, worked in Paris Book of Hours British Library, London ms 29433
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_Annunciation_-_Book_of_Hours_(c.1407),_f.20_-_BL_Add_MS_29433.jpg
https://www.bl.uk/catalogues/illuminatedmanuscripts/ILLUMIN.ASP?Size=mid&IllID=45825
なんつうか、この複雑に入り組んだ建築イメージって必要だったのかな。
Master of the Exhumation of St. Hubert、 教皇セルギウスの夢 ポール・ゲッティ美術館、カリフォルニア州マリブ、USA
http://www.getty.edu/art/collection/objects/623/workshop-of-rogier-van-der-weyden-the-dream-of-pope-sergius-netherlandish-late-1430s/?dz=0.5923,0.5923,0.26
なんか、この極端な遠近法と不思議空間はエッシャーなみなんじゃないの。。ゲッティではロヒールの工房作 としているみたいですが、ちょっと違うかな、もう少し後? もとはブラッセルの聖グダール教会にあったようです。
フェラーラ派:聖母子 スコットランド国立美術館
The Virgin and Child with Angels National Galleries of Scotland
https://www.nationalgalleries.org/art-and-artists/4897/virgin-and-child-angels?search=ferrara&search_set_offset=4
フェラーラ派の不明画家による「聖母子と天使」です(イメージ、右はその部分拡大)、たて58cmx横44cmぐらいの小型の絵です。
「だまし絵」(REF)で知ったのですが、羊皮紙らしいものが、だまし額縁にいくつもぶらさがっているところも、聖母子が橋の上に座しているところも、相当へん。またイタリアの泉様*によると天使の服装もそうとう異風なんだそうです。
ドミニコ・ディ・バルトロ 片膝立ての聖母 シエナ絵画館
DOMENICO DI BARTOLO (b. ca. 1400, Asciano, d. ca. 1447, Siena)
Madonna of Humility
https://www.wga.hu/html/d/domenico/bartolo/various/humility.html
中国の東魏や飛鳥美術でもありますけど、こういう片膝立ての姿勢の聖母は西欧ではとても珍しい。地方的な様式なんだろうか。
コズメ・トウーラ, 聖ジョルジョの龍退治
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Panels_from_the_organ_of_the_Ferrara_Cathedral
やせすぎで消耗しきったような肉体、気味悪すぎるんですが。。ここまで苦痛苦悩を誇示しないといけないのかなあ。。コズメ・トウーラ下絵のタペストリーのピエタをマドリードのティッセンでみたときも、どうかって思いました。
生命の泉の画家、生命の泉、 プラハ国立美術館-シュテルンベルク宮殿?
https://sbirky.ngprague.cz/en/dielo/CZE:NG.DO_4131
やや稚拙な作品だが、生命の泉がキリストの受難の血であることを露骨に描いた作品で、こういう発想はちょっと日本人には耐えがたい。なお、プラハ国立美術館はいくつもの館に分散されているようだが、古いところはシュテルンベルク宮殿のようなので、一応、ここにあるとした。
ヒエロニムス・ボス「快楽の園」
https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/the-garden-of-earthly-delights-triptych/02388242-6d6a-4e9e-a992-e1311eab3609
まあ、いまさらだが、もし中央画面だけしか残っていなかった場合、これほど謎また謎の絵にはならなかったと思う。全部残っているから理解不能状態になっているんだろうな。
ヒエロニムス・ボス 素描 「風景の中の樹木男」ウィーン:アルベルティーナ:Height: 27.7 cm (10.9 in); Width: 21.1 cm
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hieronymus_Bosch_-_The_Tree-Man,_c._1505_-_Google_Art_Project.jpg
地獄の中ではなく、風景のなかにあるところが、静穏なのに変。
アルチンボルト 紙の自画像 ストラーダ=ヌオーヴォ ジェノヴァ
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Giuseppe_Arcimboldo_-_Self-Portrait_on_Paper_-_WGA00928.jpg
アルチンボルドの精粋のような技巧的な自画像です。紙のすきめまで描いてあります。
ジョヴァンニ・ベッリーニ、アレゴリー、ヴェネチア アカデミア美術館 1490?
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Accademia_-_Giovanni_Bellini_e_Andrea_Previtali_-_Quattro_allegorie_-_menzogna.jpg
こういうアレゴリーは解説があれば変でないのかもしれませんが,
南ネーデルランドの画家: 顔のある風景2点 ブラッセル 王立美術館
https://www.fine-arts-museum.be/fr/la-collection/ecole-des-pays-bas-meridionaux-seconde-moitie-du-xvie-siecle-paysage-anthropomorphe-portrait-d-homme#
https://www.fine-arts-museum.be/fr/la-collection/maitre-anonyme-des-pays-bas-meridionaux-paysage-anthropomorphe-portrait-de-femme#
ピーテル・ブリューゲル、 素描 学校の中のロバ ベルリン絵画館
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Pieter_Bruegel_the_Elder_-_The_Ass_in_the_School_-_WGA03526.jpg
これを左右反転させた版画もある。なんというか不安になるのはなぜだろうか。
ピーテル・ブリューゲル、 素描 養蜂家 大英博物館 SL, 5236.59
https://www.britishmuseum.org/collection/object/P_SL-5236-59
これも、風俗画といえばそれまでですが、不安な感じがあります。
モンス・デジデリオ(フランソワ・ノーム):大聖堂の崩壊(偶像を破壊するユダヤ王国のアサ王)::英国フリッツウィリアム美術館
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nom%C3%A9,_Fran%C3%A7ois_(Desiderio._Mons%C3%B9)_-_Explos%C3%A3o_de_una_Catedral.jpg
このモンス・デジデリオって、ありえないような不思議な建築が崩壊するという不安な作品がありますね。現在でも結構オークションに名作がでることもある画家なんで、日本にも一つ欲しいですね。
ジョヴァンニ・バチスタ・ブラチェッリ:版画集
Giovanni Battista Bracelli:: Bizzarie di Varie Figure, 1624
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Bizzarie_di_Varie_Figure,_1624
1624年の版画なんですが、なんか20世紀の未来派みたいな感じがする代物。どういう意図なのかわからない。
ニコラ・ラルジエール「手の習作」 ルーブル美術館 (イメージ 当方撮影)
https://collections.louvre.fr/en/ark:/53355/cl010061812
ルーブルで一番衝撃でした。特にぽってりと肥満している白い手が妙にリアルで印象的。 またレースの袖がまた、不思議な感じで絡まっている。
ボワイー 「テーブルトップ」 リール美術館
https://www.photo.rmn.fr/archive/11-532347-2C6NU0OM5O6Z.html
これも「だまし絵(REF)」で知ったもので、ほんとに木の机のテーブルトップの上に油彩で描いてあります。しかし、テーブルトップの上を油彩で装飾するのは他に例は多いのですが、これはちょっとないわあ。。
ドミニク・アングル: アンジェリカを開放するルジェッロ ルーブル美術館
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jean_Auguste_Dominique_Ingres_-_Roger_Delivering_Angelica.jpg
どうみても屍体のようなアンジェリカなんですが、、
女性ヌード素描 ロッテルダム ボイマンス美術館 旧ケーニッヒ・コレクション
https://www.boijmans.nl/en/collection/artworks/57604/study-of-a-standing-female-nude-probably-for-the-painting-la-source-musee-du-louvre-paris
下半身だけの素描って、アングルらしいといえばアングルらしいけど。
REF. 谷川 渥 著、図説 だまし絵 もうひとつの美術史、フクロウの本シリーズ
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309762388/