2022年01月29日

ブリューゲル絵画の鑑識問題

Bruegel チベリアの海に出現するキリスト.jpg

ブリューゲルの世界-目を奪われる快楽と禁欲の世界劇場へようこそ
パイインターナショナル (2020/12/11)
https://pie.co.jp/book/i/5378/

 このSELLINK先生の本の選択のなかに、
「チベリアの海で使徒たちの前に出現するキリスト(ガリラヤ湖のキリストと使徒たち)Landscape with Christ and the Apostles at the Sea of Tiberias」(イメージ)

が省かれていたことに、なんとなく寂しい感じがあった。
というのは、この絵画は、ずっと個人所蔵で、ほとんど展覧されなかったし、カラー写真もいいものがなかったという状態だった。
 つまり、名前だけずっと有名だったのに、いつのまにかダメでした、と去っていってしまったようなものだ。
 ずっと公開されないだけなら、そういう名作は少なくないがカラー写真画像まで少ないというのは珍しい。
  一応、当方が得た最善イメージは、wikimediaの中にあるものである。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Christus_und_die_Apostel_am_See_Genezareth_(Bruegel_1553).jpg


 どうも、最近のブリューゲル真作パネル画リストからは、はずされているようだ。森洋子先生の本にもなかったしね。ただ、一部のWikiにMaerten de Vos  作という推定があったがかなり噴飯ものだ。モンペルやパテニールならまだわかる気がするのだが。。
  こちらは、公共美術館所蔵だったから、かなりの論争のあとはずされた「イカロスの墜落のある風景」(ベルギー  ブリュッセル王立美術館)
と同様になんか惜しい感じがある。
posted by 山科玲児 at 10:55| Comment(0) | 日記
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