にでてくる、「ブラックホール」という魔法は、あくまでも魔法の「名称」「呼称」であって、物理学でいうブラックホールとは関係がない。
ネットでの、このマンガへのコメントに触発されて、どう関係がないか、調べてみた。
まず、半径10mぐらいのブラックホールの表面温度をホーキング輻射が正しいとしておおざっぱに計算してみたら1万度前後である。つまり白熱している。黒くないどころか太陽のようにみえるだろう。
天文学でいうブラックホールの周囲温度は周りのガスが落ち込むことで周囲が何億度という超高温になる点を強調するのだが、小さなブラックホールの場合は、そういうのと関係なく、まわりが真空でも白熱する。
実際に黒いブラックホール、冷たいブラックホールは、おおざっぱな概算では、半径1000mぐらい以上ならそうなるようだ。
なお、このマンガへの批評としては
異世界コミック備忘録
が優れているようだ。
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