東京のメトロポリタン美術館展でカルロ・クリヴェッリの未見作品がでているので、苛立っていますが諸事情で今回は無理でしょう。
そこで、「とれない葡萄は酸っぱい」戦術で、ケチをつけるためにカルロ・クリヴェッリの基準作の超拡大画像を漁ってみました。すると、驚いたことに第一級の基準作:アスコリ・ピッチェーノ(イメージ:当方撮影)でつくづくと実見したアスコリ・ピッチェーノ聖堂の聖エミディオ祭壇画を大きく拡大して紹介する動画がみつかりました。マルケ州の監修です。よけいな解説抜き、音楽だけで、ひたすら細部の拡大観賞にせまるという真っ正面から正攻法の立派な動画です。いや素晴らしい。。。
ここまで拡大すると下部のプレデッラにはかなり助手の手が入っているという感じはいたしました。現地でも上部の抜群の作ばかり観賞していたので、下部まではよく観賞していなかったなあ。。
酸っぱい葡萄の狐いわく>これと比較するとメトロポリタンのものは、修理しすぎクリーニングし過ぎかもしれませんね。なんか筆あとや木肌みたいなのがみえますが、アスコリのものには大拡大しても筆あとはみえません。