青色顔料というのは、なにかと話題になりやすい。同じくらい話題になるのは、貝紫や水銀朱ぐらいだろうか。
マヤ・ブルーというのがある。宣伝文句やブランド名にもなるようなものである。、メソアメリカのマヤ文明の土器や壁画にみえる青い顔料で、異常に丈夫というかあの熱帯雨林で他の色がはげおちても残っているという代物である。
ゲッテンスのころは無機顔料かどうかで議論があったようだが、今はインディゴとPalygorskiteを煮たものだといわれているようである。
このPalygorskiteは奇妙な粘土鉱物らしくてこいつが重要な役割をしているようである。
https://en.wikipedia.org/wiki/Palygorskite
REf ラザフォード・J. ゲッテンス, ジョージ・L. スタウト, 絵画材料事典 , 翻訳 森田恒之, 美術出版社, 1999