イメージはパリのサンジョルヴェ教会とクープランのアパルトマン旧居があった建物(通りの右側)当方撮影
朝のNHK FM「古楽の楽しみ」を聴いていると、新しい発見のニュースも知ることができる。
最近知ったのは、クープランの未知のモテットが発見されていたということだ。
それは、英国のウオーセスターシャー TENBURYのST MICHAEL'S COLLEGE
https://en.wikipedia.org/wiki/St_Michael%27s_College,_Tenbury
にあった貴重な楽譜の大蔵書からだった。それは,オルガニスト、作曲家、牧師であった Sir Frederick Ouseley (1825-1889)のものだという。
TENBURYのST MICHAEL'S COLLEGE
https://en.wikipedia.org/wiki/St_Michael%27s_College,_Tenbury
19世紀から、ここの図書館にあった写本なのだが、カタログの不備で、1971年にはじめて知られた写本だという。したがって、原刊が1958年の白水社のシトロン「クープラン」には当然書いていない。
この写本群、450巻(Volume)もあるという大部なものであり、ルイ14世とモンテスパン夫人の子供であったトゥールーズ伯爵のために、フィドリールのチームが写譜したものである。
したがって、それ以外にも発見がありそうな気がする。1970年まで発見されなかったというのがウソのような話である。
。
TENBURYのST MICHAEL'S COLLEGE
https://en.wikipedia.org/wiki/St_Michael%27s_College,_Tenbury
この解説で、
>Financial difficulties forced its closure in 1985.
となっているから財政破綻で閉鎖?の憂き目にあったようだ。そのコレクションは
結果として、
The Toulouse-Philidor Collection−A Suite in Five Parts
https://symposium.music.org/index.php/19/item/1846-the-toulouse-philidor-collection-a-suite-in-five-parts
英国音楽とドイツ音楽は、オックスフォードのボードリアン図書館に帰したようだ。
The Library of St Michael’s College, Tenbury
http://blogs.bodleian.ox.ac.uk/archivesandmanuscripts/2020/06/09/the-library-of-st-michaels-college-tenbury/
たとえば、ヘンデル「メサイア」のダブリン初演 楽譜
パーセル「ディドとエネアス」など
これらの英国のものは1935年ぐらいから一応カタログにものり、知られていたそうである。
朝のNHK FM「古楽の楽しみ」を聴いていると、新しい発見のニュースも知ることができる。
最近知ったのは、クープランの未知のモテットが発見されていたということだ。
それは、英国のウオーセスターシャー TENBURYのST MICHAEL'S COLLEGE
https://en.wikipedia.org/wiki/St_Michael%27s_College,_Tenbury
にあった貴重な楽譜の大蔵書からだった。それは,オルガニスト、作曲家、牧師であった Sir Frederick Ouseley (1825-1889)のものだという。
TENBURYのST MICHAEL'S COLLEGE
https://en.wikipedia.org/wiki/St_Michael%27s_College,_Tenbury
19世紀から、ここの図書館にあった写本なのだが、カタログの不備で、1971年にはじめて知られた写本だという。したがって、原刊が1958年の白水社のシトロン「クープラン」には当然書いていない。
この写本群、450巻(Volume)もあるという大部なものであり、ルイ14世とモンテスパン夫人の子供であったトゥールーズ伯爵のために、フィドリールのチームが写譜したものである。
したがって、それ以外にも発見がありそうな気がする。1970年まで発見されなかったというのがウソのような話である。
。
TENBURYのST MICHAEL'S COLLEGE
https://en.wikipedia.org/wiki/St_Michael%27s_College,_Tenbury
この解説で、
>Financial difficulties forced its closure in 1985.
となっているから財政破綻で閉鎖?の憂き目にあったようだ。そのコレクションは
結果として、
The Toulouse-Philidor Collection−A Suite in Five Parts
https://symposium.music.org/index.php/19/item/1846-the-toulouse-philidor-collection-a-suite-in-five-parts
英国音楽とドイツ音楽は、オックスフォードのボードリアン図書館に帰したようだ。
The Library of St Michael’s College, Tenbury
http://blogs.bodleian.ox.ac.uk/archivesandmanuscripts/2020/06/09/the-library-of-st-michaels-college-tenbury/
たとえば、ヘンデル「メサイア」のダブリン初演 楽譜
パーセル「ディドとエネアス」など
これらの英国のものは1935年ぐらいから一応カタログにものり、知られていたそうである。
ところが、一方、忘れ去られていたフランスの方、ルイ14世の息子トゥールーズ伯爵が宮廷音楽家一族(どっちかというと鼓笛隊にも近い)フィドリール一家に写譜させたフランス音楽の写本・及び印刷譜の大コレクションは、なんと
1978年 ロンドン・ササビーズでオークションにかけられることになりカタログも発行されている。
ただ、どうも裏取引でパリの国立図書館が動き、12万ポンドでの場外取引という話から紆余曲折あり、どうも現在のBiblioteque Nationale には少なくとも65点は入っているようである。1点がオペラ全曲とかいうのもあるので、量的にはどうなのだろう。gallicaで公開されている。
1978年 ロンドン・ササビーズでオークションにかけられることになりカタログも発行されている。
ただ、どうも裏取引でパリの国立図書館が動き、12万ポンドでの場外取引という話から紆余曲折あり、どうも現在のBiblioteque Nationale には少なくとも65点は入っているようである。1点がオペラ全曲とかいうのもあるので、量的にはどうなのだろう。gallicaで公開されている。