2022年06月25日

東京国立博物館の仏像展示

四天王眷属 detail.jpg

東京国立博物館
本館  1F  仏像が並ぶ部屋のはじめのほうに

四天王眷属 像2体(重文)があった。
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C1834
康円(1207-?)作
像高(東方天眷属)31.9 (南方天眷属)32.1
鎌倉時代  文永4年(1267)

非常に面白い造形である。
とくに南方天眷属のほうの像は、表情が特異なだけでなく、右足のブーツの足先が破れて出ていて裸足の指がみえている(イメージ 当方撮影)。これはある種の破損によるものではなく、もともとの造形のようである。古色の差がない。
またもう1体の東方天眷属は、それほど特色のある像ではないが、衣の金彩が非常によく残っている。興福寺の乾漆仏などの金彩は鎌倉時代の修理だという説が有力なことを思い出した。
  この2体は、廃仏毀釈で徹底的にやられた奈良の大寺として有名な内山永久寺の仏像だったらしい。連れのものがMOAと静嘉堂にあるそうだ。
東京国立博物館のこの2体、従来、あまり展示されたことはなかったように思う。

*******
また、
本館 14室 : 2022年5月17日(火) 〜 2022年7月10日(日) :
創立150年記念特集 収蔵品でたどる日本仏像史
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2528
は非常にわかりやすい教育的なディスプレイである。
三浦じゅん  さんと山田五郎さんの対談をURL 
https://youtu.be/9wvJ9XxY0ZQ
https://youtu.be/C8V_j8hjjqc

視聴した縁か、仏像関係の出会いがあったようだ。
ちょっと驚いたのは、平等院鳳凰堂の雲中供養仏の1体が展示されていたことである(重文)。僧形のものだ。
福岡美術館の松永コレクションで、平等院鳳凰堂壁画断片をみたときも思ったが、おそらく廃仏毀釈ごろにそうとう流出があったのではなかろうか?

鑑賞というのは体力気力を使うものだ。これだけ発見があると、法隆寺国宝館までいく気力がなくなってしまった。

東洋館をほんの少しみて、おしまい。
  中国工芸 ガラス 瑪瑙、ガラス、玉香炉 陶磁器では例の古月軒手を撮影のみ

地下のクメールも最初の極東学院交換品の傑作群だけで退散、、さすがに体力が続かない。
  それにしても、ここのはさすがにセデス博士が選んだだけあって粒揃いである。
posted by 山科玲児 at 09:43| Comment(0) | 日記
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