2022年08月14日

重い魂

Master_of_Soriguerola_-_Saint_Michael_Weighing_Souls catalonia.jpg

  このマンガ
聖女さま? いいえ、通りすがりの魔物使いです! 〜絶対無敵の聖女はモフモフと旅をする〜
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_AM00000022010000_68/
 原作ラノベ
https://ncode.syosetu.com/n5694fk/

は、実は「悪役令嬢レベル99」と、並べて褒めていたレビューがあったので、少しネットで読んでみました。
まあまあ面白いかな? という感じでしたが、ちょっと気になったのが、
「重魂者」  という名詞、はじめは「転生なので2重に重複した魂」という意味かなと思っていたんですが、どうも「重い」ということらしい。。

 「強い」じゃなくて「重い」という発想がどこからでてきたのかなあ。。
と思って、あ、これかと思ったのが、大天使ミカエルが魂を天秤にかけるという、「最後の審判」の絵画のテーマでした。

一応、伝統的には「悪魔」より重いほうが正義で天国行き、、ということになっているのですが、一番有名なロヒール・ファンデアワイデン「ボーヌの祭壇画」の大天使ミカエルの天秤(下)は逆になっているので、このへんはよくわかりません。
上の14世紀カタルーニャの板絵では、悪魔より魂が重い人間が救われるということになっていますね。
https://www.museunacional.cat/en/colleccio/saint-michael-weighing-souls/mestre-de-soriguerola/035699-000

15世紀ドイツの板絵もそうです
https://www.meisterdrucke.uk/fine-art-prints/Austrian-School/638447/St.-Michael-weighing-souls-%28tempera-on-panel%29.html

メムリンクの「最後の審判」(ダンチッヒ・グダニスク)もそうです。

「ボーヌの祭壇画」は例外なのかな、何か特殊事情があったとか。。例外が一番有名になるというのも、問題かもしれません。

roger_van_der_Weyden_Beaune.jpg
posted by 山科玲児 at 08:46| Comment(0) | 日記
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