2022年08月19日

香港で北京故宮展

香港で、北京故宮博物院の文物・書画展覧をやっているようだ。
https://www.afpbb.com/articles/-/3418952

器物考古などはともかく、
書画については、3期にわけて、全部展示替えということである。1期はもう終わっている。
動画があり、一期の概要はわかる。
リストは、動画の概要欄にある。
香港故宮有什麼?第二彈:展廳8【國之瑰寶−−故宮博物院藏晉唐宋元書畫】第一期傳世名作,錯過等三年
https://youtu.be/A-jwCaDU2vY

どうも、あまり行きたいとは思わないラインナップなので、逆にほっとしている。
第一期は、感心しないので、もう過ぎたと知っても、ああ、そうですか、、
という感じしかない。冒頭の伝王羲之「雨後帖」は目がくらむほどひどい。「研山銘」もひどいものだ。
趙子昴の絵が出てようやく、まあ観ることができるかな、という感じになったぐらいだ。黄公望「天地石壁図」(実見)は模写かもしれないが、現存の模写では最良である。この評価はケーヒル先生の江山四季を参照した。倪雲林の絵は感心しない。

今開催中の第2期は八柱第一の伝虞世南模 蘭亭(実見)が素晴らしいので、香港在住なら行く価値はあるだろう。また宋模 顧がい之 洛神賦図は優れたものだと思うし、伝趙伯駒 江山秋色図(実見)も美しい良い作品だった。徽宗皇帝「夏日詩」(実見)も良いものだと思う。ケ文原の「章草急就章」(実見)も元代の好尚がわかる佳品だと思う。五家合壁(実見)は王元章は優れていたが他も真跡かどうかは疑問だった。馬遠「水図」(実見)は古くから名があるものではあるが、あまり面白いものではなかった。こうしてみると2期が一番よさそうだ。

第3期では
 唐  欧陽ジュン 張翰帖(実見)は模写本とはいえ、まずまず良い。
五代  阮[告+]の[門+良]苑女仙図(実見)は、なかなか良いもので、古風な唐風な感じがあり、十分見に行く価値がある。また、思ったより大きな絵である。座屏だったのかもしれない。痛みがかなりありそうだ。
李嵩「銭塘観潮図」は小品ながら、この主題の標準作として常にあげられるものである。[どうも記憶していた絵画と違っていたようで取り消す]

顧がい之 洛神賦図の南宋模写というのが、上海に出したものなら、感心できないものだった(実見)。白描のものなら、なかなか面白い作品だと思う。
 趙子昴・黄公望・徐ホンの「快雪時晴書画合壁」(未見)というのが、本物で王羲之の「快雪時晴帖」に関係するものであったと仮定したら、なかなか興味ツツなものだとおもう。呉鎮「漁父図」(実見)は感心しない。

posted by 山科玲児 at 01:31| Comment(0) | 日記
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