2022年09月03日

ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデン本 その15

ゲントの祭壇画スーベニア ss.jpg

ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデン: 情動と優美のフランドル画家 単行本 – 2020/9/24
勁草書房
https://keisobiblio.com/2020/10/12/atogakitachiyomi_rogier/

のボーヌの祭壇画の章を読んでいたとき、

ファンアイク兄弟「ゲントの祭壇画」(イメージはスーベニア)の下部に、もとは「地獄」がプレデッラとしてついていた、という記述があった。

 前もどこかで読んだと思ったので、ダーネンス「ゲントの祭壇画」を引き出してみたら、書いてあった。またFagginによると、ファン・マンデルにも書いてあるそうだ。ただ、どうもパネルのようなものではなく、おおきな台座に直に描いていたもので、1550年ごろの修理の際になくなったもののようである。そもそも、それがファンアイクの作品なのかどうかもわからない。



ref1 ダーネンス、(訳、黒江光彦), ゲントの祭壇画, みすず書房, 1978
ref2 G.T.Faggin,Tout Oeuvre peint des  VAN EYK, Flammarion, Paris, 1969
   
posted by 山科玲児 at 10:51| Comment(0) | 日記
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