ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデン: 情動と優美のフランドル画家 単行本 – 2020/9/24
勁草書房
https://keisobiblio.com/2020/10/12/atogakitachiyomi_rogier/
のボーヌの祭壇画の章を読んでいたとき、
ファンアイク兄弟「ゲントの祭壇画」(イメージはスーベニア)の下部に、もとは「地獄」がプレデッラとしてついていた、という記述があった。
前もどこかで読んだと思ったので、ダーネンス「ゲントの祭壇画」を引き出してみたら、書いてあった。またFagginによると、ファン・マンデルにも書いてあるそうだ。ただ、どうもパネルのようなものではなく、おおきな台座に直に描いていたもので、1550年ごろの修理の際になくなったもののようである。そもそも、それがファンアイクの作品なのかどうかもわからない。
ref1 ダーネンス、(訳、黒江光彦), ゲントの祭壇画, みすず書房, 1978
ref2 G.T.Faggin,Tout Oeuvre peint des VAN EYK, Flammarion, Paris, 1969