2022年09月10日

ファン・エイク本を読む その1

Van Eyk Borchert ss.jpg




Till-Holger Borchert の英語版 Jan van Eyck は2008年版を改訂した2020年出版
なので、
総カタログとして使っている、
G.T.Faggin,Tout Oeuvre peint des  VAN EYK, Flammarion, Paris, 1969
よりは、51年後の出版である。当然、新しい情報がある。気になったところを随時書いてみたいと思う。

まず、表紙になっている、ワシントン  ナショナルギャリーの受胎告知は、実は、ディジョンの、破壊されたシャルトリューズにあった三連祭壇画の左翼である、という推定が書いてあった。

ワシントンナショナルギャリーのサイトを参照すると、同じ推測が書いてある。近代の伝世で最初に所蔵者として名がでるブラッセルのC.J. Nieuwenhuysがディジョンからもたらされた、と記録(1843)しており、また1791年の断片的な古文書に「受胎告知」のある祭壇画がシャンモルのシャルトリューズにあった、というのがあるそうだ。
https://www.nga.gov/collection/art-object-page.46.html#provenance

ディジョンを愛した詩人 ベルトランが「ああ、子孫はどうして祖先の傑作をそねむのでしょうか、、シャルトリューズはあとかたもないのです。。」と嘆いたように、フランス革命のとき、大破壊にあっているので、そのとき、破壊流出したものである可能性はある。

REF.   Till-Holger Borchert, Van Eyck (Basic Art Series) TASCHEN Books,2020

posted by 山科玲児 at 06:57| Comment(0) | 日記
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