2022年09月16日

ベートーヴェンのパクリ


西洋音楽の歴史.JPG



  柴田南雄先生の西洋音楽史 下(ー)で、
ベートーヴェンのパクリについて、
柴田先生のベートーヴェン評として、

他人の作品から音楽語法やモチーフをそっくり借用したり、そのアイディアを全面的に模倣したりする例はきわめて多いのである。


傑作として一般に親しまれ、愛好されている作品にむしろその傾向が強く現れており、彼の完全にオリジナルと思われる作品は得てして人気に乏しいことである。
と書いていたのは、前も紹介したが、その続き として、

田園交響曲について、

>モーツアルトの弟子の一人である、フランツ・ヤコブ・フライシュテットラーの「フォルテ・ピアノのためのファンタジア、春の朝・昼・晩」の諸所のモチーフと瓜二つで、
と評している。そして、
>フライシュテットラーを粉本にしていることはまちがいなく、いわばそれらを一そう高い次元で総合しているのである。

と評している。
そこでフライシュテットラーのその曲を聴きたいと思ったが、yoUTUBEにはなかった。
ただ、別のフライシュテットラーの曲があったので、紹介する。いかにもモーツアルトの弟子らしい楽しい曲である。

Franz Jakob Freystädtler - Concerto Facile in D major
https://youtu.be/rb-pobbbxwE
posted by 山科玲児 at 07:47| Comment(0) | 日記
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