
マドリードの朝食には、ホテルでもカフェでも、専門のチョコラッテリアでも、チュロスという長い揚げパンをドロドロの真っ黒なチョコレートにつけて食べるというのが定番です(イメージ 当方撮影)
チョコレートの濃さと粘度が、いわゆるホット・ココアとは全く違うのは写真ではわかりませんから、動画を引用させていただきます。
マドリードで最高のチュロスはどこですか?
https://youtu.be/BYW2zA7d1ho
こういう「チョコレート」だから、長い間かき回して練らなければいけないんですね。マドリードではよく機械でかきまわしていました。
朝のチョコレートがなかなかでてこないのに苛立つヴェネチアの金持というのが
ペルゴレージ 奥様女中の冒頭です。これもホット・ココアを想像すると理解できない。
Giovanni Battista Pergolesi: La Serva Padrona (with English subtitles)
https://youtu.be/-FaHrId3Mk8
モーツアルトのオペラ「コシ・ファン・トッテ」第一幕の召使いデスピーナがチョコレートを作るのにいやになるところも、ホット・ココアを想像してはわからなくなってしまいます。
18世紀の「チョコレート」を想像するためには、マドリードのショコラテリアにいくといいでしょう。
実は
トークライブ「サリエーリと彼と彼女のお菓子な食卓」2019年12月6日 19:00〜 、の該当場面
https://youtu.be/jsgj1_vG9EE?t=3246
で、当時のチョコレートはつくるのに時間がかった。半時間ぐらい練っていなければいけなかった、、とかお二人いってるんですが、マドリードにはいったことなかったのかな??と意外に思いました。