2022年11月29日

雪中帰牧図 双幅は35万円

雪中帰牧 大和文華館 ss.jpg

長崎市立図書館から,また、

 ・忘れ得ぬ人びと : 矢代幸雄美術論集1 / 矢代幸雄‖著 / 岩波書店 , 1984.2
を借りてきた。
 実は、この末尾近くに、
 矢代幸雄  「瀬津の思い出|ある古美術商の死」
という文章が収録されているからである。

 ここでは、近鉄の事業として、大和文華館の蒐集をやっていた初代館長矢代幸雄(1890〜1975)の古美術商とのつきあいが、具体的な金額、日時をいれて書いてあり、短い文章ながら、面白い。東京で使った古美術商は、繭山龍泉堂、壺中居、そしてこの瀬津雅陶堂だそうである。

 このなかで、李迪《雪中帰牧図》双幅を瀬津の仲介で益田家から購入したのは戦後早々のごろで、35万円、と書いてある。
当時は強烈なインフレが進行していたので現在価値になおすのは難しいが、2000万円〜5000万円ぐらいじゃないかと推定している。
posted by 山科玲児 at 05:08| Comment(0) | 日記
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