2023年01月04日

伝 空海の古墨跡

新選類林抄 detail.jpg


弘法大師空海の筆だと伝えられているが、たぶんだいたいそうでないとされている古い墨跡は、日本に結構あるし、そのなかには貴重なものが少なくない。

前あげた讃岐:萩原寺の急就章 がそうだ。

 もその一つで、どうも双コウ填墨の模写本らしいのだが、優れたもので国宝になっている。
これも、どうみても空海筆じゃない。
これの断片が南院切という名前で呼ばれていて、いろんなところにあるようだ。
例えば、九州国立博物館

目の眼によればLIXILの会長?も1点もってるようだ。

怪奇で面白い益田池碑文(高野山寶亀院)、
現在では、写真しかのこっていない飛白十如是 も 相当面白い。

空海 真筆ではないというだけで、なんか冷遇されているのも変な話である。

posted by 山科玲児 at 06:15| Comment(0) | 日記
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