東京国立博物館所蔵のこれが
https://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0066731
明時代成化年間に国立大学学長陳鑑が刻したもので、当然、宋時代のものではありえない、ということを2008年に、口頭発表・論文まで書いていたんですが、
ようやく
墨2023年1・2月号280号
https://www.gei-shin.co.jp/sumi/new/
その弐 文人の憧慢とその表現の形態──東京国立博物館
談/六人部克典
で、言及されましたね。
まあ、こういうわかりきったことすら、訂正するのは時間がかかるということですかね。
なにしろ、陳鑑の印が拓本の原石に刻してあることが自明なのに、それがみえていなかった。
(上イメージ 東京国立博物館所蔵の拓本の上に、ほかの陳鑑の印画像を重ねました。)
小野道風の和漢朗詠集のような状態でした。
https://www.gei-shin.co.jp/sumi/new/
その弐 文人の憧慢とその表現の形態──東京国立博物館
談/六人部克典
で、言及されましたね。
まあ、こういうわかりきったことすら、訂正するのは時間がかかるということですかね。
なにしろ、陳鑑の印が拓本の原石に刻してあることが自明なのに、それがみえていなかった。
(上イメージ 東京国立博物館所蔵の拓本の上に、ほかの陳鑑の印画像を重ねました。)
小野道風の和漢朗詠集のような状態でした。
ただ、陳鑑刻石の蘭亭序拓本は非常に希少なもののようで、大抵は「宋拓」とかに改造・偽装されてしまっているので、間違えるのは無理もないことではあります。
タグ:蘭亭序