
北京故宮博物院200選展 にでたものには 色がついていたが(イメージ)、
1089ブログ 2012年2月
北京故宮のサイト写真には色がついていない。乾隆帝の文章も違う。
乾隆帝是一是二図軸
https://www.dpm.org.cn/collection/paint/233351.html
北京のサイトの中文解説によると、5点もおなじようなものがあるらしい。
乾隆帝是一是二図軸は、
2012年、東京 北京故宮博物院二百選展
で展示されていた。このときは清明上河図巻が売りであったが、当方は既に上海の特別展でみていたので、混雑を嫌って清明上河図巻が展示されていない時期に行った。そのときに、この絵も鑑賞している。カタログには5点もあるなんて何も書いていない。こういうことは、混乱のもとになりやすいのでちゃんと書いて欲しいものである。
東京で展示した絵の場合、召使いが明初のイスラム風青花水注をもって器に注いでいるのだが、その下に妙な暗部がある。欠損の修理なのだろうか? この点 図録でも解説は無かったようだ。北京にある別本を参照すると小さな座屏かマットのようである。
よく考えてみれば実はこの「乾隆帝是一是二図」もサインが無い。誰が描いたかわからないのだ。清朝画院の人だろうが、金廷標に近い画風である。北京の解説では丁観鵬を画家名としてあげていたようだ。清朝画院の作品にも「臣XXX恭画」とサイン入れてるものも多いが無署名のものも少なくない。皇帝に奉仕する職人というみかたからであろうか。。