2023年01月30日

21世紀はニセ科学の時代



20世紀初頭はマックス・プランクの光量子説、アインシュタインの特殊相対論から始まって、科学的発見科学革命の時代だった。丁度100年前の1923年までには、現在に至るまで宇宙論やブラックホールの基礎となっているアインシュタインの一般相対性理論すら既に出ており、物理科学全体を変革し、人間の認識と科学という哲学的問題にまで影響した量子力学がほぼ形をなしていた。

21世紀はどうだろうか? 何か科学革命があったであろうか? 実は無い。一見、最新科学のような遺伝子の解明・生命科学も大筋は20世紀中にひかれた方針にのっとっている。
コンピュータもインターネットも20世紀の産物である。

当方は21世紀初頭はニセ科学の時代であると思う。本当に残念なことだ。

CO2悪玉説というニセ科学が世界を席巻して利権をむさぼっている。これは、16世紀後半に錬金術が大流行し、魔女裁判が利権化して「新しい錬金術が、人血から黄金を造る」と評されたのと変わらないだろう。

ただ、ニセ科学が跋扈した16世紀末17世紀初に、現代科学の基礎を切り開いたガリレオ・ガリレイやニュートンが出た先例を思い出して慰めとしよう。


posted by 山科玲児 at 08:13| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]