2023年02月17日

富士山

 今回、雪をまとった富士山を新幹線から、つぶさに拝したが、従来の印象よりよほどごつく、岩の塊が迫ってくるようで、ものすごく重量感があり男性的であり、まさに神の山である。従来のステロタイプな富士山のイメージが覆った。
 万葉集のほうの人麻呂の歌を思い出した。「真白にぞ」でなければならない。古今集以後改竄されたテキストの「白妙の」みたいな軟弱な表現では到底表現できない御姿である。
  富嶽三十六景は、優れたアイディアの宝庫であるが、浮世絵の平面性のこともあり、この立体性ごつさは表現しきれていないように、感じた。
タグ:富士山
posted by 山科玲児 at 08:02| Comment(0) | 日記
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